お金に困らないために【生活は経営と同じ】
豊かに暮らせるかどうかは、収入以上に生活力が左右するようになってきました。
生活は経営と同じ。収入以上で生活しているのは赤字企業と同じであり、持続不可能で異常な状況で認識することが必要です。
金持ちも貧乏人も、ほぼ同じ量の炭水化物をとっているー
お金や収入を成績表としてみるか、道具としてみるかは人それぞれです。しかし、グローバル化によって生活必需品の値段が下がる一方で、富が一層集中してきています。収入を自分の点数にしている人にとって、今後は厳しい環境が続くでしょう。
生活と企業経営の違い
1.人生は幸福最大化を目標としているが、企業は利潤最大化を目標としている。
2.人生は有限であるが、企業は永続することを目指して運営され、何百年と続くこともある。
以上の2点から、私のお気に入りの節約系チャンネルには以下のようなコメントがつきます。
「貯金しても明日死んだら無意味」「できるだけ金を使って暮らすことが幸せだから、借金してでも今を楽しめ」「金に執着して貯金するのはバカ」
このようなホリエモン的主張は合理的である一方、それで幸せになれるかどうかは非現実的ではないでしょうか。金の切れ目は縁の切れ目といいますし。バイキングや飲み放題で元を取ろうとお腹一杯食べる人と同じ。
彼らはお金より時間(人生)を大事にしていると考えているようで、自身の幸福がお金に依存しているため、それが倹約家以上に金への執着心を生みます。
お金を使うことが幸せとイコールになってはいけないと思います。
ただ、貯金をするより自己投資をしたほうがいいという意見には賛成です。例えば食費に月1万円を上限に投資すれば料理が上手くなりますし、懸垂台を買えば毎月ジムに通うことなくガクトのような身体になりますし、暇な日に図書館に行けば時間も潰せて知識がつきます。コーヒーに投資して毎朝自分で淹れるようにすれば、スタバに行く必要もなくなります。
あれれ?自己投資したけどお金余っちゃった。貯金でもするか。
統計を取ったら、倹約家のほうが浪費家よりも幸福度が高いでしょう。そもそも幸せであれば浪費する必要がないので。
お金の本質は信用であるという主張について
死ぬまでにお金を借り続けられれば、その金は預金と同じであるというのは、疑いようのない事実です。
金持ちや成功者にはには借金を使って成り上がった人が多いですが、その背景にはそれだけの借金ができる裏付け、すなわち信用力あったということになります。
モノ余り金余りの現代において、
お金のない人が貧乏なのではなく、借金のできない人(=信用されてない人)が貧乏なのです。
しかしながら、同じ生涯所得でも、死ぬまでお金を残す人のほうが、使い切るよりも満足している割合が高いのではないでしょうか。
誰かに何かを負っている状況よりも、何か貸しがあるほうが気が楽――
日本は特にそういう人が多くて金が余り、政府が最大の借り手になっているということですね。
あと10年もすれば認知症が持つ預金が200兆円になるといわれています。労働者不足も相まってインフレ税が必要になってきますね。
インフレが起こるから貯金より株?
私は間違いなく、長期的なインフレが起こると考えてます。この流れはコロナの金配り政策でさらに加速しました。
実際、インフレはすでに起こっています。例えばコカ・コーラ。最近のサイズの変更は、ペットボトルの使用量を減らしてコストを削減する狙いがあるのではないでしょうか。今日買った調味料も8×4(脇に塗るやつ)も内容量が減っているし、この前食べたマックのチーズバーガーは140円になってました。小学生の時は確か100円だったかな。
預金だけだと、損をすることになります。だから株を買おうというつもりはありません。1970年代にもインフレを言い訳に株が買われ、投資家を失望させました。
私は、現在もてはやされている米国株(S&P500)について、5年分の利益を先取りした非常に割高な水準にあると考えています。
価格は超長期の指数曲線から+2σあります。
現実的な対策
インフレの防衛策として最も簡単なものは、インフレ率を下回る利率で借金をすることでしょう。貯金と同額であれば、債務の減少と資産の減少で相殺できます。そんな借金があるのかという声が出てきそうですが、例えばJASSOの奨学金があります。固定金利で機関保障いれても20年の平均金利コストは0.6%。繰り上げ返済なんかせずにできる限りゆっくりと返していこうと思います。
それからインフレを価格に転嫁できる強い企業への就職。基本的に昇給率はどこも3%前後なので問題はなさそうです。
あと、加工度の低いものほど値段は上がりにくいので、なるべく外食は避けたいですね。そのほうが健康にもいいですし。究極は自給自足?(笑)
庭に薬草を植えているので、買うのは玄米と大豆くらいで済みます。食費は月1万以下。(ちなみに私の机には、カロリー当たりの主食の値段が書かれた紙が貼ってあります。)
飲み会は本当に大事な付合い以外は行きません。酒は飲まないと決めているし、数百gの炭水化物摂取に2000円も払うのが馬鹿らしいです。この前、飲み会の時に酒の原価率の話をしたらドン引きされました。
生活経営の利益率は80%まで引き上げたいですね。
実家暮らしが許されるなら生活費の90%。
圧倒的入金力。
その金はすべて割安な株の購入にあてます。
20代はお金を貯められる好機だと考えているので、引き続き頑張っていきたいです。